あれから２年。遂に念願のロンドンへ旅立つ日がやってきた。
時期的な問題、航空会社の問題、格安航空券の問題などいろいろな障害を乗り越えて
無理矢理出発にこぎ着けた。いつも通りといえばそうなんだけど…
　関空8：10集合で航空券引換えしてすかさずチェックインするも、
ウィンドウシートもアイルシートも満席。
結局ど真ん中の席（22F）になってしまった。う〜ん幸先悪いよ。
　とりあえず東京三菱銀行で£190（約4万円）を両替えし、搭乗手続きへ。
この手続きは意外にあっさり通過でき、LH740-22Fへ着席。
搭乗にも障害なく定刻の10：10に離陸。名古屋上空を通ってシベリア〜ドイツへ。
　定刻より40分早くフランクフルトへ到着。これで約12時間に渡る空の旅もひと段落。
途中2回の食事と2回のドリンクサービス1回のおつまみを堪能。
映画はMIB2とかであんまり趣味じゃなかった。機内は卒業旅行らしき女の子で満席だったな。
みんなローマにトランジットするゲートに向かってた。
　そんな中ひとり僕はロンドン行きのゲートへ。
フランクフルト空港はこれで5回目になるけど、初めてスカイラインに乗ってターミナル移動。
A55ゲートより16：05発LH4708便でLHRへと向かう。
　天候は曇り、気温は0度だそう。かなりの冷え込みだが、さてロンドンは？
ローマ行きと違って女の子はあんまり見かけなかったな。やっぱりイタリアは憧れの的みたい。
　15：35ようやくボーディング開始。日本人団体ツアー客とが大半で、残りはビジネスマン
らしき人たち。僕のような輩は見かけない。
　さすが入国審査の厳しさで有名なイギリス。
たかがトランジットなのにパスポートコントロールが始まる。
　イヤーな予感ていうのはいつも適中するもの。数多い乗客の中で僕だけ引っかかる。
そりゃバックパック担いで胡散臭いけどさ、れっきとした観光目的の日本人だぜ。
入国目的・滞在日数・宿泊場所・現住所・クレジットカードの有無までチェックされる。
かなり恥ずかしいが、冗談じゃないぜって感じで受け答えしてなんとか通過。
団体ツアーの添乗員さんに「大変でしたね」とかいわれる始末。
　16：10テイクオフ。機中でサンドイッチとドリンクのサービス。これが結構美味い。
小腹もいい具合に満たされたところで、入国カードを渡され記入。
また入国審査で引っかかるのかと思うとうんざり。
　16：10ランディング。欧州大陸とイギリスの間には1時間の時差があるので、実質約一時間のフライト。
のんびりする間もなく恐怖の入国審査の列へと進む。
さっきと同じような内容に加えて、イギリスへの入国履歴なども聞かれたが何とか通過。
これで晴れてイギリスの地に降り立てた。
　ホテルに向かうため、地下鉄Piccadilly Lineに乗ってEarl's Court駅まで。
そこでDistrict Lineに乗り換えてBayswater駅まで移動。
約40分間、6ゾーン分で£3.79。結構高いし、時間もかかって混雑してるから疲れる。
帰るときは贅沢にヒースローエクスプレスにでも乗るか？
　結局Bayswater着は18：15。外に出ると辺りは真っ暗。
でも駅周辺はチャイニーズレストランがあったりしてやけに賑やか。
ちょっと歩いたところにはWhiteleysとかいうショッピングモールがあって、
色々お世話になること請け合い。
　地図を見ながら歩いてるうちに、ネットで予約しておいたCaring Hotelに到着。到着予定きっかりの18：30！　我ながら日本人の時間の正確さには恐れ入ったよ。
　部屋は予約どおり、シャワー付きバス・トイレ無しの1BRで1日£32（約6000円）。
バックパッカーの泊まるホテルにしては高いけど、ロンドンのシャワー付きシングルで、かつイングリッシュ・ブレック ファストが付いてこの価格はそうないよ。さんざん探したもん。
ここを拠点にロンドン中観て回るんだから、
寝る時ぐらいはゆっくりできないとね。
　荷物をほどいて、早速さっき見つけたWhiteleysへ。
４階建てで、シネコン、スタバ、マクド、無印、Marks&Spencerなんかが入ってて結構充実。
　19：30にもかかわらずかなり賑やか。日本人旅行者の姿もよく見かける。
　ぼくはM&Sで水、リンゴ、チョコレイトなど必需品を買い置きして、二階のマクドで
チキン・ミールを食べる。やっぱり最初の食事からジャンクフードかと嘆きながらも、
アラブ系黒人ばかりの店内が、ゴミ落ち放題の汚い空間に外国に来たことを実感させられる。
　軽めの夕食を摂ってホテルに帰る。さすがに長旅の疲れもあってすかさず熟睡。