今日も8：00出発ということで、6：00に起床。
今日のホテルは少し暑くて寝苦しかったかなと。朝食もコンチネンタルと聞いてたのに、
ボイルドエッグもあり、フルーツなんかも一杯あってカナーリよ良かったわ。
　今日は今回の旅のハイライトである、マテーラとアルベロベッロに向かう。
　8：00　ホテル前よりプーリア地方に向けてバスにて出発。
まずは、サレルノ経由で300km先のマテーラへ。途中、海岸沿いから内陸部のオリーブやぶどう畑を
通り、起伏に富んだ道のりをひた走る。
日本んで云う高速道路のアウトストラーダに入ると、
なんだか渋滞。ガイドさんによると事故があると
片側一車線が通行止め、それが死亡事故になると
全車線が通行止めになって動かなくなるらしい。
でもイタリア人は文句も云わないらしい。
ホントかよ、僕は日本人なので、それもせっかちなオオサカンなので、そりゃ無理だわ。
　イタリア版ETCを積んだバスは高速を快調に走り、
Autogrill(サービスエリア)に到着。
ここでトイレ休憩。水とチョコを買い込んでおく。
水が750mlのペットしか無く、デカ過ぎで、
おまけに1.50ユーロもしやがる。
　バスはマテーラの街に入る。ここにはどうやらカルフールがあるらしく看板がそこらに見かけられる。
日本ではカルフール愛用の僕等は嬉々とするんだけど、直前でバスは違う方向へ。サッシのある旧市街でバスを降り、徒歩にて昼食のレストランへ。
テラス席からサッシを眺められる好立地なレストランは日本人でいっぱい。
うちのツアーと他のを合わせれば、軽く40人はいてる。自分もその一人なんだけど、正直うざい。
でも、現地人も結構いたので良いレストランなのかも。メニューはパスタの入った野菜スープ、
チキンのグリル、レモンケーキという具合。そこそこ美味しかった。
　その後、ガイドに連れられてサッシを徒歩にて見学。この旧市街はメル・ギブソン監督の映画
"The Passion Of The Christ" のロケ地だそうで、この映画を見た僕はやけに興奮。
うーん、確かにあのままの景色だわ。素晴らしい。ここがゴルゴタの丘やな。
帰ったらまたDVD観ることにしよう。でも肝心のサッシの教会には行けず。残念。
　で、サッシ地区から戻り、cafeでトイレ休憩。１ユーロでカフェ・マッキャートを飲む。
ちっちゃいカップに注がれたそれはめっちゃ美味。日本でもこれが飲みたいなぁ。

　バスは一路アルベロベッロへと向かう。途中街に近づくにつれとんがり屋根のトゥルッリが点在するようになってくる。
もう既に興奮気味。
いよいよアルベロベッロの旧市街につくと、そこはまさにメルヘンの世界。こりゃ世界遺産も頷けるわ。
　今も住居に使用されているアイアコッポラ地区をまず散策。
続いて観光地と化してしまった、リオーネ・モンティ地区でいったん解散し、フリータイムに。
　この街唯一の日本人の店「陽子の店」でトゥルッリのオリジナルストーン模型を購入したり、 トゥルッリで出来たサンタントニオ教会に行ったりしてるうちに辺りはすっかり夕暮れに。
夏の強い日差しのもと、白壁のトゥルッリも似合うだろうけど、この薄暗く煤けた感じも最高。
時間は少なかったけど、マテーラの荒涼とした、ストイックなサッシとメルヘンチックなアルベロベッロのトゥルッリ。
好対照な景色でどちらも頭から離れないわ。
いやぁ、来て良かった。
　17：30　バスはホテルのあるFasanoに向けて出発。
30分程で中庭にトゥルッリのあるホテル・シエラ・シルバナに到着。
ここは数棟の建物からなるコテージ風のホテル。
このホテルではバスなしの部屋の筈だったけど、僕等の112号室にはバスタブが。ラッキー！
部屋もこぎれいでよく眠れそう。
　 夕食は19：30に集合。
一階のレストランにいくと、案の定僕等の貸し切り状態。
この時期こんなとこまで来るのは日本人だけらしく宿泊も僕等だけだそうだ。。
夕食メニューはオリキエッテのトマトソース、ビーフとポテトの煮込み。デザートにはティラミス。
ワインをフルボトルでオーダー。こっちに来てからほぼ毎日１本空けてるわ。スーツケースの中にも部屋で飲み直す用のボトルがあるし・・・
バスドライバーのサルボは食事中、唯一のイタリア人なので誰と話すでもなく寂しそうに食べてる。
明日は彼のホームタウン、シチリアに渡る強行軍。