今日はついにイタリア最終日。ローマでフリータイム。つってもツアーじゃないから毎日がフリータイムなんやけど。
　とりあえず、8時起床。シャワーを浴びて朝食を摂りに。昨日と違って、既に多くの客が来てたらしくパンもヨーグルトも残り少なくなってる。補充とかしないか？10時前に来てたら確実に食べられへん勢い。
　今日は１日限りのローマを効率的に楽しむため、乗り降り自由の110番バスに乗って市内を回る。ただ冬のシーズンは夏に比べると最終６時までと少し割高。でも暗くなるし、寒いからこんなもんか。
　500人広場のプラットホームEのRedBoxにてチケットを買って、バスに乗り込む。ヴァチカンまでマルチリンガルなオーディオガイドを聞きながら進む。
　一番手に乗ったんでもちろん2階の1番前に着席し、ローマの道路事情を観察。ナポリに負けず劣らずの無法地帯。路駐に割り込み、そして信号無視。当の歩く僕らも信号のある横断歩道なんてほとんどないので、自然と手で車を制して道をわたるしかないんだけど。

　まず、110番バスで向かうのはヴァチカン。途中共和国広場、ヴェネツィア広場、ナボーナ広場などを通りヴァチカンへ。朝のピークなのか、中に入るには長蛇の列を並ばないといけない。数十分並んだ挙げ句、あるのは服装と持ち物検査。空港程厳しくないけど、かなりの奴がピーピー鳴らされてる。サン・ピエトロ内部は以前見た通りそのデカさにただただ圧倒される。
　今回はクーポラに登る列が空いてたので、すぐさまそっちへ。みんな3ユーロが惜しいのか、全行程歩きのチケットを買い求める。
　全部歩きって結構しんどいんだよね。今回はリフトを使ってセレブに上がったけど、それでも相方はぜーぜー死にかけてる。
　今日もローマは天気がよく、クーポラの上からはローマの街並みが見渡せる。最高。やっぱりここに登らなきゃ、ヴァチカンに来た意味がないわな。
　クーポラから下りて、サン・ピエトロ内部をゆったり見回ったあと、近くのBarでサンドイッチとファンタを着席して食べる。なんと二人で16ユーロ。いやぁ、言い値とはいえ高すぎる。コペルトはいくらやねんって感じ。ツーリストメニュー１人分食べれるやんと怒ったところで始まらず、泣く泣く店をあとにする。
　午後はまたバスに乗り、トレビの泉〜パンテオン観光。
　相変わらずトレビの泉には多くの観光客が。コインを後ろ向きに投げる・・・なんてことはするはずもなくパンテオンに向かう。 いつ来てもパンテオンには感動させられる。2000年も経つなんて凄すぎ。歴史の重みってやっぱ凄いんだわ。

　
　その後バスに乗って、フォロ・ロマーノへ。前回来たときはここには来なかったのでちょうど良いかも。メジャーすぎるコロッセオは程々にして、ローマ遺跡へと向かう。列柱などの遺跡がそこここに残るだけなんだけど、やっぱり圧倒的な歴史の重み。感動せずにはいられません。

　フォロ・ロマーノを一番端まで行くと、そこには白亜の建物、いやウェディングケーキ、いや巨大な入れ歯と陰口を叩かれるヴィットリオ・エマヌエーレ2世堂へ。その無意味な程のでかさに笑いながら後にし、110番バスのバス停へと向かう。そこからガイドを聞きつつローマの有名どころを一周。これで13ユーロの元は取れたか？
　18時。upimの地下にあるスーパーで土産を買い込み(とは言っても、単なるウエハースやチョコなんだけど・・・スーパーの買い物って外国では最高に楽しいからねぇ)、ホテルへ戻る。
　本当に行きたいリストランテがあったんだけど、相方が相当お疲れのご様子だったんで、ホテル近くのトラットリア・ヌォヴォ・テレーサというところへ。
　とりあえず誰も客がいなかったんだけど、まだ18時と早いのと内装が結構お洒落だったんで入ることにした。やっぱ食事の場所を決めるとき内装の良し悪しはかなりのポイントになることが判明。
　ツーリストメニューは16ユーロ程であったけど、イタリア最後の夜は奮発して、自分たちで食べたいものをコース風にオーダー。
　カプレーゼ、スパゲッティ・ポモドーロ、ボローニャ風カツレツ、1リットルのワイン、アクアなんかで2人分しめて84ユーロと結構高くついたけど、ホテル近くでまぁ美味しかったので良しとするか。今回の旅のベストはアッシジの昼食をとったトラットリアに決定してるけどね。いやぁ、さすがに1リットルのワインは多いわ。旅で疲れた身体に効く効く。
　したたかに酔っぱらって、ホテルがどっちかなぁなんて云いながらも無事につき、翌日の出発の準備なんてそこそこにして爆睡する。